仙台青年会議所では、毎年様々な事業を行っています。
「まちづくり」である地域発展推進事業、「ひとづくり」である青少年育成事業、仙台七夕花火祭の開催、
国際交流事業などを実施し、「明るい豊かな社会」を目指しています。

仙台七夕花火祭

毎年8月5日、仙台市民にとって定番となっている仙台七夕花火祭。1970年に仙台七夕まつりの前夜祭「ぼくとわたしのお祭り広場」として開催され、現在では約45万人が訪れる夏の風物詩となっています。

地域の皆様のご理解とご協力のもと、半世紀以上にわたり仙台青年会議所が主催しています。市街地で幹線道路を封鎖し、これだけの規模の花火を打ち上げる例は全国的に見ても珍しく、類を見ない打ち上げ花火となっています。

キャンドルナイト

仙台青年会議所は、東日本大震災から1年が経過した2012年3月11日に、「わたしたちは忘れない~世界中に伝える“ありがとう”~」と題してキャンドルナイトを実施し、世界中からいただいた支援に対する感謝の想いを発信しました。

この希望の光は、これから復興へ進む道を照らす光となるものでした。それからも毎年3月11日に震災の風化防止と防災意識向上を目的にキャンドルナイトを実施し、毎年2,500個~4,000個の紙コップに感謝の気持ちを忘れない「ありがとう」や震災の記憶を次世代を伝えようと様々なメッセージを全国に、そして全世界に伝えてきました。

キャンドルナイト開催から7年目を迎えた2018年からは、毎年ボランティアで共に活動してくれていた高校生連携協議会にバトンを渡し、高校生らが主体の実行委員会において、毎年企画、実施されています。

仙台JC子ども塾
~ぬまっちと行く心の船~

2019年8月に学生リーダー6名と仙台市の小学生49名が参加し、仙台港からフェリーに乗り北海道に向かい、大自然の登別市ネイチャーセンターと仙台市の姉妹都市である白老町で研修を行いました。子どもたちは団体生活の中で自己肯定感と社会的規範意識を育むプログラムを行い、非日常の生活を体験することで感謝の心や相手に対する思いやりを学びました。

学生リーダーは、リーダーシップ論、コーチング論、モチベーションのコントロール方法から、子どもたちとの信頼関係を構築する仕組み、子どもたちが意欲的になるための実践的な方法を学び、コミュニケーション能力を高めながら子どもたちを牽引しました。

最初は緊張していた子どもたちが仲間と協力し合い、時に笑い、時に涙を流しながら成長していく姿は感動的であり、解団式では終始笑顔が溢れているのが印象的でした。また、子どもたちと悪戦苦闘する学生リーダーが、日に日に成長する姿はとてもたくましく感じ、最後には子どもたちから信頼される学生リーダーに成長することができました。

本事業のように、仙台青年会議所では、毎年、青少年育成事業を実施しており、子どもたちが、夢や希望を持って成長できることを願っています。

第34回国際アカデミーin仙台

国際アカデミーは、各国の青年会議所の代表が日本に集まり、毎年各地で開催する国際的なリーダー育成の研修プログラムです。海外から参加するメンバーの多くは、翌年、所属する国の青年会議所の会頭となります。

東日本大震災から10年目の節目の年となった2021年、仙台の地において、第34回国際アカデミーin仙台が開催されました。

コロナ禍での開催となりましたが、仙台青年会議所が主管し、仙台市内の高校生と海外メンバーとがSDGsについてディスカッションを行うオンライン国際交流プログラム、仙台特有の歴史・文化を背景とする「伊達の精神」に触れるプログラム、防災・減災について考えるプログラムなどを実施し、2011年に世界中の方々からいただいた支援に対して感謝の気持ちを伝えるとともに、仙台の魅力・文化を全世界に発信しました。